気の導引術は、なぜ気功の源流なのか
「気功」という言葉を耳にして、この教室にたどり着く方が少なくありません。
健康のために気を巡らせる東洋の方法、という点では、気功と「気の導引術」は同じ流れの中にあります。
けれども、この二つの言葉が生まれた時代は、大きく離れています。
「気功」はここ百年ほどの間に広まった呼び名であり、その源流をたどっていくと、五千年前の中国で生まれた「導引」に行き着きます。
「気功」という言葉は、いつ生まれたのか
「気功」は、20世紀の中国で広く使われるようになった総称です。
それ以前、中国には導引・吐納(とうな=呼吸法)・按摩・坐禅など、気を養うためのさまざまな方法が、それぞれの名前で受け継がれてきました。
それらをひとつにまとめ、健康法として整理し直すときに用いられた言葉が「気功」です。
つまり気功とは、ある一つの流派の名前ではなく、古来の養生法の総称として後から名づけられた呼び名なのです。
気功という言葉が新しいということは、気功が浅いということではありません。
むしろ、その名の下にまとめられた技法のひとつひとつが、数千年の時間をかけて磨かれてきたということです。
その中でもっとも古い層にあたるのが「導引」であり、それが「気の導引術」の源流です。
気功のルーツにある「導引」
「導引」は、古代中国でおよそ五千年前に生まれたTAO(道)の「気」の修練法です。
古代の人々は動物の動きや生態を観察し、二本足で歩き始めた人間の動きの不自然さに気づきました。
そして、人間本来の自然な動きを取り戻すことが健康の要であることを知り、長い年月をかけて研究を重ねてまとめられたのが「導引」です。
現存する最も古い導引の図は、中国湖南省長沙市の馬王堆漢墓から発見された紀元前168年の「導引図」です。
絹に描かれた44種類の導引法は、二千年以上前から健康を保つために導引が実践されていたことを示しています。
同時に医学書『五十二病方』や薬草の書も発掘され、導引が古代中国の医学・養生法と深く結びついていたことが明らかになりました。
今日「気功」と呼ばれる健康法の歴史をさかのぼると、こうした導引の実践に行き着くのです。
詳しい歴史は、「気の導引術」とはのページでもご紹介しています。
忘れられた「導引」を現代によみがえらせる
導引は日本にも4世紀ころに伝わったといわれていますが、明治以降はほとんど忘れられていました。
その「導引」を現代の生活に合わせて体系化し、「導引術」として現代によみがえらせたのが、道家道学院 初代学長・早島天來(早島正雄)です。
気功という言葉が世界に広まっていく時代の中で、早島天來はその源流にあたる「導引」を、現代人が日常の中で実践できる「気の導引術」として伝えました。
1992年に道家道学院を設立し、現在もその志を受け継いで、3つの気のトレーニングを全国でお伝えしています。
気の導引術と、一般的な気功との違い
気功と呼ばれる健康法は数多くあり、その内容も流派によってさまざまです。
そのうえで、「気の導引術」には次のような特徴があります。
気功と気の導引術は、対立するものではありません。
気功という大きな流れの、もっとも古い源にあたるのが「導引」であり、それを現代に整えたものが「気の導引術」です。
ですから、気功に関心をお持ちの方にとって、気の導引術はその源流を直接たどる学びになります。
埼玉道学院で学べること
埼玉・浦和の埼玉道学院では、気功の源流である「気の導引術」を中心に、3つの気のトレーニングを学ぶことができます。
気の導引術 呼吸とゆったりとした動きで、全身の「気」の流れを整える健康法
道家動功術 しなやかな心とからだを育む健康武術
洗心術 学長(道士)との対話を通して、心のこだわりを手放していく方法
運動経験や柔軟性は必要ありません。
4歳から80代の方までが、少人数のクラスでご自身のペースで学ばれています。
浦和駅西口から徒歩8分。大宮・北浦和・南浦和・武蔵浦和・与野・川口・蕨・戸田・朝霞・上尾・川越方面からもお越しいただいています。
コースの詳細は各種コースのご案内をご覧ください。